出張マッサージのお役立ちコラム４１

「ツボ」や「リンパ」とはどんなものなのでしょうか。

今回は前回同様、知っているようで知らない「ツボ押し」「リンパマッサージ」の役割や働き、効果について説明します。

老廃物を運び、排泄と免疫機能を果たすリンパ

「リンパ(液)」が流れているリンパ管は血管と同様に、全身に張りめぐらされています。リンパは、余分な水分や、疲労物質毒素などの老廃物を運び、体外に排泄します。そのため、リンパ管は「体の下水管」ともいわれており、リンパは体の浄化システムを担っているといえます。また、リンパは、から体を守る抗体を作成し、ウイルスなどの異物免疫力を高め、体を病気や不調から守っています。つまりリンパは、「浄化」と「免疫」のふたつの役割を果たしており、わたしたちの健康維持には欠かせないものなのです。

「リンパマッサージ」でリンパの働きを向上させる

リンパは本来、とても流れにくい性質を持っていますが、長時間同じ姿勢を続けることや運動不足などが原因で、さらに流れにくくなってしまいます。
リンパの流れが悪くなると、どのようなことが起こるのでしょうか。
まず、「浄化」機能の低下により、余分な水分や老廃物が体の中にたまり、むくみや冷えが起こり、肌荒れなどの原因になります。
さらに「免疫」機能の低下によると疲れやすくなったり、感染症にかかりやすくなったり、アレルギーが引き起こされたりするなど、さまざまな体の不調が表れます。
このように、リンパの停滞は、美容面、健康面において、さまざまな悪影響を及ぼすのです。
リンパの流れをスムーズにする方法には、「圧」「熱」「関節運動」「筋肉収縮」の4つがありますが、この出張マッサージのお役立ちコラムでは「圧」である、「リンパマッサージ」の方法を説明しています。「圧」とは、強い圧力をかけるのではなく「さする」「もむ」など、ごく弱い力を加えることです。一方「熱」とは、おきゅうや温めたタオルなどを使って、リンパの流れを促す方法です。マッサージとあわせて行うとよいでしょう。

心身のリラックスにも効果的

「リンパマッサージ」を行うと、交感神経に作用するため、興奮した体の状態を沈静化させて、体の力を抜くのが上手になり、リラックスできるようになります。
ストレスを抱えているとき、憂うつな気分のときは、リンパマッサージを行って、心をやわらげましょう。このように、リンパマッサージは、健康面、美容面、精神面などで、さまざまな効果が期待できるのです。

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